吉田拓郎がアイドル? 若い人ならそう思うだろうね。でもあの時代、よしだたくろう はまぎれもなくアイドルでしたよ
そのデビュー曲がこれです。長い曲だけど単純なフレーズの繰り返しで曲としては単調
けれども 詩の説得力はニッポンの音楽史上類を見ない気がする。
♪闘いつづける人の心を、誰もがわかってるなら
闘いつづける人の心は、あんなには燃えないだろう
♪長い長い坂を登って後を見てごらん、誰もいないだろう。
長い長い坂を降りて後を見てごらん、みんなが上で手を振るさ
♪古い船には、新しい水夫が乗りこんでゆくだろう
古い船を今動かせるのは古い水夫じゃないだろう。
なぜなら古い船も新しい船のように新しい海へ出る。
古い水夫は知っているのさ、新しい海の怖さを
このほかにも、納得させられる言葉が次々と出てくる。(この曲は1997年に浜田省吾がト長調でカバーしている
よしだたくろう の人気が目立たなかったのは 今で言う インディーズにあたるマイナーレーベルの
エレックに所属していたためで、コンサートや深夜放送を通じてしだいに知られるようになっていった。
後に CBSソニー に移籍し 今日までそして明日から で メジャーデビュー
メジャー2曲目の 結婚しようよ で 多くの人に知られるようになるのだが、
古くからのファンを失う結果にもなった。
♪私は今日まで生きてみました。そして今私は思っています。
明日からもこうして生きてゆくだろうと (今日までそして明日から)
♪年老いた男が川面を見つめて時の流れを知る日が くるだろうか(マーク2)
この年の新人賞は
「もう恋なのか」 にしきのあきら 浜口庫之助 浜口庫之助 森岡賢一郎
「経験」 辺見マリ 安井かずみ 村井邦彦 川口 真
「一度だけなら」 野村真樹 山口洋子 猪俣公章 猪俣公章
「愛のきずな」 安倍律子 加茂亮二 鈴木 淳 船木謙一
「走れコウタロー」 ソルティ・シュガー 池田謙吉 池田謙吉/前田伸夫 池田謙吉
まだ後のような 若い女性のアイドル というものはこの時代にはいない
辺見マリ(辺見えみり の母親) や 藤圭子(宇多田ヒカル の母親) など
オトナの女性 がヒットチャートをにぎわしていた
71年は 天地真理 小柳ルミ子 南沙織 が登場するがまだ年齢は高め
そういう意味では 72年が アイドル元年 と呼べるかも
<年表に戻る>